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2006.10.21

魔女になりたいティファニーと奇妙な仲間たち


魔女になりたいティファニーと奇妙な仲間たち

そんなワケで1冊目(?)読了。

「天才ネコモーリスとその仲間たち」と同様に、全般に渡ってはディスクワールドであることを意識させませんが、エピローグの部分で魔女業界(?)の二台巨頭であるグラニーとナニーが登場して締めてくれます。

一切の毒気を抜くと「まどのそとのそのまたむこう」のように、魔物にさらわれた弟を救い出すお姉さんの冒険物語になるはずですが、魔女志願の主人公ティファニーは
・我がまま
・うるさい
・ねとねと
の三拍子が揃った弟のウェントワースを疎ましく感じている部分があり、なんと魔物退治に際しては「おとり」として利用。

と、その場面だけ紹介してしまうとあまり褒められたものではありませんが、最終的には自分と弟の関係や、引いては自分と社会・世界の関わりについての認識に目覚める通過儀礼的な物語です。

ティファニーの冒険を助ける「ナック・マック・フィーグルズ」は盗みを得意とする小人の一族ですが、全身を覆う刺青やバグ・パイブならぬマウス・パイプで戦いを鼓舞する様子から古のスコットランド民族がモチーフのよう。

やたらに頑丈なのが特徴で、手懐けたノスリにうち跨って上空から偵察するのはよいものの、報告のために地上に戻るときはいつも頭から真っ逆さまに落ちるので他の仲間に掘り出してもらう必要があります。(後にティファニーの提案で特殊パラシュートを導入)

そのような「ウィー・フリーメン(自由な男達)」を自称するナック・マック・フィーグルズ達の無茶っぷりが愉しく、また読み進めるうちに、いつしか頼もしく感じられてきました。

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