パフューム
1987年の世界幻想文学大賞受賞作。
春の劇場公開時に足を運び損ねたのでDVDで鑑賞しました。
天才的な調香師にして猟奇連続殺人の犯人であるグルヌイユの公開処刑の場面から始まり、美醜(いや芳臭?)が交互に描かれる映像は確かに幻想的ですが、どこがどうファンタジーなのか不明なままクライマックスへ。 最後の最後で「なるほど」と思いましたが、全体としては意外にコミカルでした。 主人公はある種の天才にありがちな「欠けた人」で、香りにかけては凄い能力を持っているものの道徳観念は無く、意図せずに犯した最初の殺人でも、その行為ではなく死体になる事によって失われてしまったその人の体臭 とは言え、観る側としても「畜生め、早くお縄にかかれ」という思いではなく、グルヌイユがライフワークにしている古代エジプトから伝わる究極の香水の完成が気になるものですから、罪悪感が過ぎないようにコミカルな演出がしてあるのかも知れません。 |
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