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2010.12.25

魔法剣士ゲラルト


エルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト) ポーランド人作家による異世界ファンタジー。

勢力拡大を狙う南方の帝国と、その阻止を図る北方諸国という構図が背景にあるのだが、主人公のゲラルドは「諸行無情」といった感じで受け止めている。

彼の生業は一種のモンスター・ハンターで、怪物相手には優れた剣技を見せるが、人間を相手にするのは良しとしない。

しかし、ある少女を救ったことがきっかけで、世界をとりまく大きな流れに巻き込まれていく・・・

実はこの作品、先に「コンクエスタドール」というタイトルでDVDが日本語版で出ている。

DVD には伝承の「ハリネズミのハンス」にたエピソードが盛り込まれていて、単なる焼き直しなんだと思っていたが、全体を通して「未知への誓い」という、ファンタジックな要素が貫かれているようだ。

「ハリネズミのハンス」では、半人半獣のハンスが、道に迷った王様に出会い、道案内の見返りとして「城に帰ったときに最初に目にしたもの」を求める。

王様は契約に応じるが、その時点では自分が何を差し出すことになるのかは知らず、これが「未知への誓い」である。

伝承では、王女とハンスが結ばれるハッピーエンドになるが、魔法剣士も報酬としてときに「未知への誓い」を求める。

魔法剣士と「未知への誓い」を交わした者が家に帰ると、自分の子供が生まれていることを知り、軽率な誓いを悔いることになるが、魔法剣士の技は、代々このようにして受け継がれていくらしい。

出自がそんなカンジなので、全体的にダークな印象。

DVD に収録されている逸話は、小説から見ると過去にあたるので、先に見ておいたほうがより雰囲気に浸れそうだ。

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