カテゴリー「映画・テレビ」の127件の記事

2008.05.01

鉄板英雄伝説


鉄板英雄伝説 生き別れになっていた四人の兄弟姉妹が、それぞれ偶然手に入れたチョコレート工場見学の特別チケットをきっかけとして再会を果たす。 しかし、特別チケットは身寄りの無い彼らを捕らえるための罠で、工場で作られるお菓子には人体の一部が使われていた。 危機から逃れようとした彼らは、衣装箪笥を抜けてナルニア(Gnalnia)へとたどり着くが・・・

ナルニア、チョコ工場、ポッター、パイレーツ、X-MEN、etc... を混ぜ合わせたパロディ映画。
原題が"EPIC MOVIE" なのに邦題で独自「鉄板」と付けたのは、これだけヒット作を盛り込んだからにはハズれるわけがないということらしいのだが、見事にハズしている。

ナンセンスと下ネタに終始しているけれど、肩は凝らないし笑える部分もあった。
とは言え、笑ってしまう自分自身を恥ずかしく感じてしまうので、劇場鑑賞には向かない映画かも。

いわゆる「そっくりさん」は使ってないけれど、ハリー・ポッターの老け具合にはグッと来た。
パッケージを見ると、ジャック・スパローならぬスワロー船長は比較的似ているようだが、目をあけているにも関わらずまぶたに目を画いたようなメイクをすれば誰でも船長顔になるのかも知れない。

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2008.04.27

専用機

近所に転居してきたレンタル・ショップが1作100円のキャンペーン中だというので、スターウォーズ・シリーズをまとめ鑑賞。
エピソード順に観て、今は「新たなる希望」まで進んだところ。
製作順とは異なる見方ですが、このパターンだとルークやレイア姫が登場するところで「劣性遺伝」という単語が脳裏を過ぎります。

旧作ながら記憶の定かでない部分が整理されて愉しいのですが、シスの暗黒卿たるダース・ヴェイダーが雑兵と同じTIEファイター に搭乗しているのは疑問。
赤く染めるかどうかは別としても、専用機ぐらいあっても良さそうなものです。

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2008.04.11

熱くなるところ

「ちょっとこのCM観てよ」

上司に言われてTVに目を向けると、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」のコマーシャルだった。

道端で先輩に声をかけられた主人公の少女。 先輩の変り様に驚く。 以前の先輩は三つ編みに眼鏡というスタイルだったが、久しぶりに会うと・・・
「眼鏡を外したら意外に美人」というコンタクトの販売戦略としては極めて王道な内容で、少女マンガのカットも入ったりして判り易い。 別段変ったところは無く「今のCMが何か?」と上司に問い返すと、曰く「ナニがって、眼鏡付けてた方がダンゼン良いじゃないかァ!」

眼鏡萌えの押し付けも良いんですが、仕事して下さい・・・

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2008.03.31

ラビリンス 魔王の迷宮


ラビリンス 魔王の迷宮 う~ん、何回観ても良いエンディング。

ジェニファー・コネリーの初々しさやデヴィド・ボウイのタイツ姿など見所は他にもあるのですが、やはりこのエンディングは秀逸です。

夢見がちな少女サラの部屋にはおとぎ話の本やぬいぐるみが沢山。 それらには、他界した母親との思い出が詰まっていた。 継母とは折があわず義理の弟であるトビーの子守にもうんざりしているのだが、ある夜のこと、なかなか泣き止まないトビーに腹を立てたサラは「お願い、今すぐこの子を連れ去って」と愛読書“ラビリンス”に出てくる呪文を言ってしまう。 すると、本当にトビーはゴブリンの王ジャレスにさらわれてしまい、返してほしければ13時間以内に迷路を抜けて城に来るようにと告げられるのだが・・・

迷宮の中で精神的な成長を遂げたサラはジャレスの手からトビーを奪い返すことに成功し、自室に戻ります。
そして、生みの母の写真や母にまつわる思い出の品々を片付け始めるサラ。
少女時代への決別を象徴する場面で、並みの映画ならそれで終幕となるところですが、そこからが私の大好きな真のエンディング・シーン。

夢の世界を夢落ちにしてしまう物語もあれば、夢の世界へ行きっぱなしになる物語もありますが、本作の幕引きのあり方はファンタジー映画のお手本だと思います。

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2008.03.29

GOONIES "R" GOOD ENOUGH


グーニーズ 特別版 急に観たくなって「グーニーズ」のDVD をレンタル。

20年以上も前の作品なのですが、今見ても十分面白いなぁ。

単純明快な宝探しモノながらグーニーズの面々の個性がそれぞれ良く出ていて無駄な場面がありません。

・マイキー: 病弱
・チャンク: 大食い
・マウス: 気取り屋
・データ: 発明狂

この特別版は製作から20周年を記念して製作されたもので、おっ○んになったグーニーズ達が集まって音声解説を加えています。

シンディ・ローパーのテーマ曲も懐かしい!

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2008.03.18

物語欲求

何日か前に録画したNHK教育のテレビ・コラム番組「視点・論点」を見ました。
テーマは「物語欲求」で、解説は関沢英彦氏。

名作・古典の新訳ラッシュ、産業遺跡への注目、地方におけるフィルム・コミッションの誕生、一千万以上とも言われるブログなど、一見すると「物語」とは無関係そうなコトも含めて、最近の日本人の「物語欲求」の現れだとか。

要約すると「今、物語が来てる!」という長く広告の世界に身を置いていた人らしいもので、期待とは異なっていましたが、それなりに興味深い内容でした。

何よりも「物語欲求」という造語が素晴らしい!

同じレベルで考えると、人間には「音楽欲求」も間違いないくあるわけで、ひっくるめると「芸術欲求」になりますが、「絵画」や「舞踊」については格が落ちるカンジ。

「物語」と「音楽」は伝搬性やアレンジ性が高く、個々人に染み入る力は比類の無いものだと思います。


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2008.03.09

映画: デイ・ウォッチ

先週、出張ついでに新宿オスカー劇場で「デイ・ウォッチ」を観てきました。
「ナイト・ウォッチ」もそうでしたが、原作のストーリーを忠実に再現しているわけではなく、映画版の「デイ・ウォッチ」と「ナイト・ウォッチ」の両方で原作の「デイ・ウォッチ」に相当するような構成になっています。

冒頭のシーンは中世のサマルカンド。
ティムール汗率いる騎馬軍団が砂漠の中の城砦に攻め入る。
高い城壁に向かって騎馬諸共突っ込むティムールだが、壁が存在しないかのように通り抜けてしまう。
キリストが「史上最大の光の魔術師」という世界設定なので、ティムールのような「偉人」が実は「異人」だったというのは暗黙の了解。
ティムールが城砦の中に求めたのは過去の過ちを正すことのできる「運命のチョーク」。
為政者たる者「ちょっとタンマ、いまのノーカンで!」という場面に多々遭遇すると思うが、「運命のチョーク」はそれを可能ならしめるドラえもんもビックリのアイテムだ。
そして、ティムールの死後「運命のチョーク」は行方知れずとなる・・・

いきなりの甲冑シーンで「どこまで俺向けなんだ!」と喝采。
原作では名前だけしか登場しないサマルカンドについて、過去に遡って肉付けしているあたりが心憎い。
アントンが異人として覚醒する前に闇の魔術師に依頼して未だ胎児だった息子イゴールを水子にしようとしたというのは映画オリジナルの設定ですが、イゴールが闇の側に付いたのはそれを恨んでのこと。
その過去を帳消しにすることで光と闇の全面戦争を未然に防止するとともに、結果的には原作と同様にアントン自身の「再モラル化」も果たされたわけで、構成の巧さは舌を巻くほど。
ザウロンの愛人アリサが小物ヴァンパアイアのコースチャに対して好意を持ったことに関しては説明不測な印象がありますが、全般的には判り易くまとめられています。
ただ、まとまりすぎていて三部作のはずなのに次回作への「引き」が全く無いのが心配と言えば心配。

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2008.03.02

映画: ライラの冒険 黄金の羅針盤

一言で言うと「名場面集」ですね、コレは。
スチールやトレイラーのように切り出したものは良く見えますが、全体像がぼやけています。

原作のある映画だと、時間の都合から描き足りない部分が出るのは当然だと思いますが、最低限登場人物達の行動動機に説得力を持たせないと物語として成立しません。

原作を知らない方にとっては「続きが気になる」という以前に「え?何か見逃しちゃった?」という疑問が残るものと思われますし、私の場合は「これで続編作れるのか?」という意味で続きが猛烈に気になりました。

部分的には良いところもありますが、最高の食材と料理道具を使っていると言われても、出来た料理が不味ければあまり意味がありません・・・

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2008.02.26

映画: ハーヴェイ


ハーヴェイ また「ファンタジー映画トップ50」のリスト中からレンタルしました。

主人公のエルウッドは祖母の遺産で悠々自適の暮らし。
姉のヴィータとその娘も扶養しているのだが、二人はエルウッドの奇行に困惑していた。
昼から酒場に入り浸っているのは良いとしても、家に戻るときには必ず友人のハーヴェイを伴って来るからだ。
ハーヴェイは身長6フィートを超えるウサギ。
しかし、その姿はエルウッドにしか見えず、彼と会話をしているエルウッドの様子は傍から見れば奇妙極まりない。
エルウッドと暮らしていては社交もままならないと考えたヴィータは、ある日意を決して精神病院に彼を連れて行くものの、手違いから彼女自身が拘束されてしまい・・・

ハーヴェイはアイルランドの妖精「プーカ」として説明されているのだが、エルウッドが毎日明るいうちから酒場に通っているという事実と照らすと「アルコール中毒者の幻覚」と考えるのが普通だろう。
しかし、元々ミュージカル作品であった本作の主演も務めていたジェームス・スチュワートがとぼけた演技でハーヴェイの存在の真偽をうやむやにしてしまう。
温厚で社交的なエルウッドの様子は人好きのするもので、ハーヴェイが例え他の人に見えないとしても彼の見ているものを信じたいと思わせるのだ。
中盤からはハーヴェイの実在を仄めかせる場面も出てくるが、その存在の真偽を考えるよりも、誠実なエルウッドに関わった人々が幸せに導かれるという結末を味わいたい。

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2008.02.19

映画: 恋はデジャブ


恋はデジャブ また「ファンタジー映画トップ50」のリスト中からレンタルしました。

原題は"Groundhog Day"で、グラウンドホッグ(別名ウッドチャック)に春の訪れを占わせるアメリカの奇祭のこと。

主人公のフィルは地方テレビ局の天気キャスターなのだが、自己中心な上に自信も過剰気味で日々繰り返す同じような暮らしに飽き飽きしており、全米ネットワークでスター扱いされることを夢見ている、と言うよりはそうなって当然と思い込んでいる。

今年もグラウンドホッグ・デーが近づき、フィルはディレクターのリタとカメラマンのラリーとともにペンシルバニア州の小さな町パンクサトーニーへ取材に行くのだが、彼にとって時の止まったような田舎の町で同じ祭りの取材を毎年繰り返すのは嫌気のさすことだ。

取材を済ませたフィルは一刻も早く帰りたいのだが、突然の吹雪で道路が封鎖されパンクサトーニーへの滞在を余儀なくされてしまう。

翌朝6時に目覚めたフィルは、ラジオが昨日と同じ内容を流していることに気付く。
おかしいのはそれだけではなかった。
ホテルの客室係からは昨日と一言一句変らぬ挨拶。
吹雪が襲ったはずの町に雪はなく、町の人々は昨日開催されたはずの祭りに出かけていく。
昨日と同じ場所で昨日と同じ物乞いの老人に会う。

間違いなく再び昨日が訪れたのだ。そして、更に24時間経つとまたまたグラウンドホッグ・デーの朝。

毛嫌いする田舎町に閉じ込められたまま、とうに飽き飽きしているグラウンドホッグ・デーを何度も繰り返すことになったフィルだが・・・

当初は暗い気分になるものの、やがて時間を繰り返して生きることの利点に気付くフィル。
大金を盗んで高級車を乗り回したり、健康を度外視して暴飲暴食をしたり。
見知らぬ女性でも、毎日話しかけているうちにその好みなどを知ることができるので最終的には相手に応じた最適なアプローチができる。
このあたりまでは嫌な奴が得をするという気分の悪くなる内容なのですが、プロデューサーのリタだけはどう頑張っても彼に靡きません。
リタに気の無い様子のフィルでしたが、実は自尊心が高すぎて今まで好きだと言えなかっただけのようです。
同じ日を何度も繰り返し、短絡的な娯楽・快楽にも飽きたフィルは様々手段による自殺も試みますが、やはり朝になるとグラウンドホッグ・デー。
死ぬことも諦めた後のフィルは、読書やピアノの練習など時間を有意義に使い始め、一秒刻みで知り尽くしたグラウンドホッグ・デーのパンクサトーニーで困っている人々を毎日繰り返して助けるようになり、リタにも誠実に向かい合います。

究極的な立場におかれたフィルの選択は人間の性善を信じさせるもので、「クリスマス・キャロル」にも似たハート・ウォーミングさに恋愛模様も上手く加味された佳作。

変化の少ない毎日を肯定している点ではこの前に観た「素晴らしき哉、人生!」にも通じるものがあり、”当たり前のことに気付くために必要な非日常体験”というのはファンタジーの得意とするところなのでしょう。

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2008.02.10

映画: デイ・ウォッチ


デイ・ウォッチ

本国ロシアで一昨年に製作され、英米などでは昨年公開された「デイ・ウォッチ」。
まだかまだかと待っていたのですが、いよいよ2月16日から本邦公開です。

早速公式サイトを確認したところ、公開劇場が東京(2)、神奈川(2)、大阪及び京都の計6つだけと判明。

関東・近畿以外のファンは拡大ロードショーに期待するしかなさそう・・・

直線距離では東京よりもサハリンのほうが近い青○県民の私ですが、3月上旬に都内出張を計画しているのでチェックできるかも知れません。

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2008.02.08

映画: 素晴らしき哉、人生!


素晴らしき哉、人生! 先月、ファンタジー映画トップ50のリストを見つけ、片っ端から観てみることにしました。

上位4作品は既に観たことがあるので、第5位の"It's a Wonderful Life"(邦題: 素晴らしき哉、人生!)からレンタル。

歴代5位という位置付けについては、リスト上の他のタイトルをあまり知らないので何とも言えませんが、笑って泣ける前向きな映画らしい映画でした。
ファンタジー色は薄いものの、天使達の遣り取りはコミカル。

前半あらすじ
主人公ジョージ・ベイリイの父はベタフォードという名の小さな町で住宅ローン会社を経営しているが、商売というよりは慈善に近い金利で運営しているため、家庭は裕福とは言いがたく、ジョージも自分の学費はバイトで稼いでいる。
ジョージは父のことは尊敬しながらも稼業を継ぐ気はなく、大学を卒業したら世界中を巡る建築家になるという夢を持っていた。
しかし、その夢は諦めざるを得なくなった。
父親の急死によって止む無く会社を継ぐことになった彼は、ベタフォードを牛耳る資本家H.ポッターに苦しめられている住民のために、父親譲りの善良さで救いの手を差し伸べる。
大恐慌や世界大戦を乗り越えて幸せな家庭を築いたジョージだったが、ある日、副社長を務める叔父のミスによって巨額の損失を出してしまう。
牢獄での生活が待ち受けるばかりとなったジョージは、自分の人生の無意味さを儚んで自殺を試みる・・・

後半あらすじ
ちょっと頼りないカンジの彼の守護天使(2級)が現れて、ジョージに自殺を思いとどまらせるために「ジョージの居ない世界」を体験させる心の旅。
ジョージの居ない世界には、彼の弟も居ない。
有望な技師であり、大戦中は前線で活躍して大統領から勲章まで貰ったベタフォードの英雄である弟のハリーは、子供の頃に池に落ちたところをジョージに助けられているため、兄の存在しない世界では子供の頃に亡くなっているのだ。
優しいはずの母親も、幼い息子を亡くしたからからか荒んだ性格になっている。
そればかりか、ジョージの融資で家を建てたベタフォードの人々は、彼の居ない世界ではH.ポッターが暴利を貪る賃貸住宅に住まざるを得ず、貧しさに喘いでいるのだった。
そして、最愛の妻メリーは・・・

一人の平凡なアメリカ人男性の半生を振り返るだけのストーリーなのだが、その「平凡」さこそがこの映画のツボ。
「自分探し」とかしちゃう若い人には感銘を与えないかも知れないけれど、人生の折り返し付近に観れば、それから後の道のりを後押ししてくれるような作品です。

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2008.02.07

ラジオ・ドラマ: ゼンダ城の虜


ゼンダ城の虜 メディアへの接触時間は、ダントツで1位だったテレビをインターネットが追い上げて、今や拮抗するほどになっているらしく、ラジオの立場はますます苦しくなっていますが、ラジオ・ドラマには独特の魅力があります。

特にNHK-FMの「青春アドベンチャー」という番組では和製/翻訳ファンタジーもよく取り上げられるのでオススメで、3月からは小説の舞台に始めて中世風欧州風異世界を用いたアンソニー・ホープの「ゼンダ城の虜」が放送されるとのこと。

【放送日】
3月17日(月)~3月21日(金) 22:45~23:00(1-5回)
3月24日(月)~3月28日(金) 22:45~23:00(6-10回)
あらすじ:19世紀ヨーロッパが生んだ傑作冒険活劇小説のドラマ化。過去7度の映画化と度々の舞台化がなされた著名な作品だが、現代のデジタルオーディオ力を駆使し、エンターテインメントアドベンチャーとして蘇る。
ヨーロッパの架空の国を舞台に、王位を巡る陰謀に巻き込まれた、新王と瓜二つの貴族青年ルドルフ・ラッセンディル。彼の恋と冒険の手に汗にぎる1ヶ月をノンストップで送る。

15分×10回のどの辺が「ノンストップで送る」ことになるのかはさて置き、DVD化されるテレビドラマやいつでも入手できる本とは異なり、ラジオ・ドラマは聞き逃すとそれっきりになってしまう生モノですので確実に予約録音したいところです。

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2008.02.02

料理そっちのけ

高木ハツ江さんのことが心配だ。

長年連れ添った夫と死別して五年、一人で暮らすことにもなれたようでフラダンス教室に通うなど元気ではあるが、彼女は78歳。

近所には娘のとし子が住んでいて頻繁に顔を見せるが、母親を心配してのことではない。
家事が苦手なとし子は、夫や子供を引き連れてハツ江の作る手料理を食べに来ているのだ。
更にとし子は洗濯物を持ち込んで、ハツ江に洗わせているようだ。

孫の顔を見るのが愉しみなハツ江としては、とし子に強くあたって悶着を起こしたくないという思惑もあるのだろう。
長男の智は遠く離れた大阪に住んでいるため、とし子の行状には気付いていないようだ。

参考サイト
きょうの料理ビギナーズ
ウィキペディア: きょうの料理ビギナーズ

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2008.01.28

映像化が必ずしも原作本の販促に繋がるとは限らない、ってゆーか止めを刺す可能性について


Dragonlance I: dragons of autumn twilight
 どちらかというと悲しいニュースです。

去る1月15日、ドラゴンランスのDVD(英語版)がリリースされました。

邦訳版では「廃都の黒竜」と「城塞の赤竜」にあたる"Dragons of autumn twilight" を90分にまとめたアニメ映画です。

何が悲しいのかについては、こちらでトレイラーを観て察して頂きたいと思います。

日本語版の発売予定については知りませんが、って言うか知りたくありません・・・

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2008.01.26

プラチェット・ニュース

eiga.com: テリー・ギリアム監督が念願の「ドン・キホーテを殺した男」を映画化!

個人的には当然ながら「ドン・キホーテを殺した男」なる甲冑映画も気になりますけれども、記事の末尾にあるオマケ的な情報の方がビッグ・ニュース。

一方でギリアム監督は、ニール・ゲイマン(「スターダスト」「ベオウルフ/呪われし勇者」)とテリー・プラチェット(「ナイトメア・オブ・クリスマス」)が共同執筆した小説「グッド・オーメンズ(Good Omens)」を映画化するチャンスが到来しているという。「ニールと仕事が出来るとは幸せだよ」とエンパイア誌に語った。

これでジョニー・デップが堕天使(若しくは緩やかに下降気味の天使)クロウリー役にキャスティングでもされれば、妄想が現実になるかも知れません。

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2008.01.14

ファンタジー映画トップ50

IMDB: Top 50 Fantasy movies by average vote

巨大映画データベース・サイト"IMDB"に登録されている約1万タイトルの中で、評価の高い50作品のリストです。

スターウォーズ・シリーズとロード・オブ・ザ・リング三部作が上位を占めていて目に付きますが、「パンズ・ラビリンス」(7位)や「スターダスト」(40位)など、日本ではあまり興行成績の芳しくないものもあり、それが逆に興味深いところ。

「プリンセス・ブライド」(27位)が入ってるあたりも良いカンジ。

「え~、何でアレが入ってないの?」と思うには知らないタイトルが多すぎるので、少しづつチェックしてみようと思ってます。

しかし、ジブリ映画は凄いな・・・

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2007.12.28

ベオウルフ/呪われし勇者


ベオウルフ―呪われし勇者 恩義を被ったデネ王フロースガールが難儀に遭っていると知ったイェアートの勇者ベオウルフは、仲間の戦士等を引き連れて海を渡って来た。 フロースガールの誇りである壮麗な館<ヘオロット>には、そこで催される酒宴の賑やな騒ぎに平穏を乱された怪物グレンディルが現れるようになり、これに立ち向かった王の戦士達は尽く返り討ちの憂き目にあっている。 怪物退治に名乗りを上げたベオウルフは、仲間達と共に<ヘオロット>でグレンディルの襲撃を待ち受けるが・・・

全体としては、ジェラルド・バトラー主演の「Beowulf & Grendel」よりも原典の雰囲気を強く残していますが、画期的な進歩をしているとはいえ、全編CGというのはやはり違和感があります。

また、原作でも対グレンディル戦に際してベオウルフは鎧を脱いで臨みますが、「トロールの輩には人間の造った物具は役に立たない」という理由があるからで、本作のように説明もなく、それもパンツまで脱がせては露出狂と思われても仕方ありません。

一方、青年期のグレンンディルとその母親を退治する部分と老年期に竜と刺し違えて果てる部分は、時間的な隔たりが大きくて原作でもちょっとした謎だと思うのですが、このプッツリと分かれた二つの部分をオリジナティ溢れる発想で結びつけた点は注目に値します。

落胤が災いの種となる悲劇としてはアーサー王の物語が有名ですが、船葬に付されたベーオウルフを迎えにグレンディルの母親が現れる場面など、英国に馴染みの深いもう一つの伝説も意図的に融合させているようで、この辺りはニール・ゲイマンの脚本らしいと言えるのではないでしょうか。

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2007.12.19

スクリーンを埋め尽くすヒゲ、ヒゲ、そしてまたヒゲ


ホビットの冒険  オリジナル版 見てから読む?映画の原作: 【映画】「ホビットの冒険」、(結局)ピーター・ジャクソン製作で映画化へ これまでもウワサはありましたが、09年に二部作として製作を開始し、10年と11年に分けて公開されるとのこと。

原作ボリュームと上映時間の比率に関しては「ロード・オブ・ザ・リング」を超えることになりますが、第二部への引き、引いては作品全体の出来に影響すると思うので、どの辺りが「切れ目」になるのか気になるところ。

ところで、Amazon などで見られるこの本の紹介文を読むと、ガンダルフが悪役のように思えるのは私だけでしょうか・・・

ごちそうの好きなひっこみ思案のホビット小人ビルボ・バギンズが、魔法使いのガンダルフのたくみな誘いにのせられ、13人のドワーフ小人とともに思いがけない冒険の旅へ

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2007.12.01

ナイトメア・オブ・クリスマス


ナイトメア・オブ・クリスマス アンク=モルポークの暗殺者ギルドに、奇妙な仕事が舞い込んだ。 ターゲットはホグ・ファーザー。 冬の祭日「ホグスワッチ」の前夜、猪に牽かせた橇に乗って飛び回り、子供達にプレゼントを配る太った男として知られる彼は、ディスクワールド版のサンタクロースである。 最初に異変に気付いたのは死神だ。 彼の館にある無数の砂時計の中には、定命の人間のものだけではなく、サンドマンや歯の妖精など不死とされている者達のものもある。 そして、ホグファーザーのそれは、今や急速に流れ落ちていた。 その起源を辿れば太古の太陽信仰に行き着くホグファーザーの存在が消えてしまうと、二度とディスクワールドに陽が昇ることはなくなってしまう。 暗殺計画が着々と進行する中、普段の黒装束を脱いだ死神は、行方知れずとなったホグ・ファーザーの衣装を身に(骨?)に付けて、彼の代役を果たそうとするのだが・・・

ファン故に観るまでは不安もあったのですが、テレビ映画として造られたとは思えないほど完成度が高い作品でした。
原作は未読ですが、プラチェットらしいテーマ性が充分に感じられますし、エンディングの1シーンに原作者自身がカメオ出演しているのも満足しているからでしょう。
テーマを簡単に書くと「ファンタジーや想像力、あるいはサンタクロースのようなものが、人間にとってどのうような意味を持っているのか」ということになりますが、ファンタジーを道具として扱うことしか知らない有象無象とは一線を隔していることは確か。
とは言え、主要な登場人物が「死神の孫」や「ホグファーザー」ですから、原作を全く知らないと唐突すぎる設定が多く、ついて行くのが難しいかも知れません。
一方、ファンの方はスーザンのダークなメリー・ポピンズぶりや学部長のローブに縫い取られた"Live to Rune"の刺繍など細部も愉しめること請け合いです。

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2007.10.31

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス


ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ホリデーランドの中の町の一つ、「ハロウィン・タウン」に君臨する恐怖の王ジャック・スケリントンは、今年のハロウィンでも世界に恐怖をもたらし、魔女や吸血鬼、狼男といった住民達から喝采を受けるのだが、気持ちが晴れない。 去年とも一昨年とも、更にはそれ以前とも何も変わらないハロウィンに虚しさを感じ始めていたのだ。 思索にふけりながら一人森の奥へたどり着いたジャックは、そこで不思議な扉の付いた木々を見つける。 そのうちの一つ、モミの木の形をした扉の中に吸い込まれた彼は、これまで行き来の無かったホリデーランドの中の町の一つ「クリスマス・タウン」を始めて訪れる。 明るいイルミネーション、笑い声や歌声、プレゼント、そしてサンタクロース。 ハロウィン当日以外は翌年のハロウィンの企画に明け暮れてきたジャックはカルチャー・ショックを受け、今年のクリスマスは自分の手で行おうと思い立ち、ハロウィン・タウンの住民を総動員するのだが・・・

「ホリデーランド」という発想が凄い。
森の中の不思議な扉は、モミの木型のものはクスリマス・タウンに通じていたが、七面鳥型のものは感謝祭に、卵型のものはイースターに通じているのだろう。
映画の中では「ハロウィン」と「クリスマス」しか描かれていないが、由来も成り立ちもバラバラな「祝日」というものを一つの「お話」に纏めたのは「十二支の話」のような原点的魅力がある。
ハロウィン・タウンの計画によるクリスマスは結局失敗してしまうが、餅は餅屋という事に気付いたジャックの憂鬱は晴れて、次のハロウィンからはより一層怖いものになりそうでめでたしめでたし。

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2007.10.29

乗る人

知ってる人にとっては「何をいまさら」なコトでしょうが、本日衝撃の事実を知りました。

今の仮面ライダーは殆どバイクには乗らないそうです。
代わりに乗っているのが電車と聞いたときには、戦いが終わり、疲れきった様子で吊革につかまって帰宅する仮面ライダー。
嫌すぎます。

そこで、「仮面ライダー電王」のサイトを見てみると、こちらも路線図や駅の時計をモチーフにしたデザイン。

「事件は会議室で起きてるんじゃない、電車の中や駅で起きてるんだ!」

そんな西村京太郎的な世界感なら良いのですが、悪の組織を追い詰めるのに電車では小回りが利かないのではないかと心配になって調べてみたところ、、ライダーが乗る電車(デンライナー)はJRや私鉄の線路を走るのではなく、「物質生成照射装置」によって列車の進行スピードに合わせて前方に枕木とレールを物体化させていくとのこと。

そーゆーコトなら問題ありませんよね。
地権者以外の方には・・・

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2007.10.24

ライブラリ

暫く前に500GB の外付けハードディスクを購入しました。

目的は手持ちのDVD のバックアップで、少しづつリッピングしているのですが中々終わりません。

500GB という容量も一応はザクっと計算した結果に基づくものなのですが、「ロード・オブ・ザ・リングSEE」は三部作だけでも合計で90GB 程になり既に足りなくなりそう雰囲気。

流石に他に4枚組のタイトルはありませんが、2枚組の特別版が多かったのは誤算でした。

でも、ハードディスクにバックアップしてしまえば無線LAN 経由で何処でも(って狭い住環境ですが)観られるし、何より収納スペースを空けられるというメリットがあるので、暇があればちょこちょことライブラリ化している次第。

とこで、中学校の授業で「らいしゅうもぶらりといこう」と教えられたことは鮮明に覚えている"library" ですが、スペルは未だに自信がありません・・・

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2007.10.13

映画: パンズ・ラビリンス

1944年、内戦終結後のスペイン。
オフェリアは母親と共に山奥の製粉所を中心とした集落へとやって来た。
そこには母の再婚相手でありそのお腹の中に宿っている赤ん坊の父親でもあるビダル大尉が待っていたが、彼はオフェリアには全く興味を示さず、母を気に掛けるのも息子と決め付けている赤ん坊の母体としてのようだった。
集落はその地域におけるレジスタンス掃討の拠点となっており、指揮官であるビダル大尉の他にも大勢の軍人が闊歩していてものものしく、出産が近づいているというのに長旅をした母の体調も思わしくない。
慣れない環境で不安な気持ちを抱えたまま寝付けないオフェリアは、彼女の好きなおとぎ話に出てくるような妖精の訪れを受けて誘われるままに古めかしい迷宮に足を踏み入れる。
妖精に案内された先でパン(牧神)に出会ったオフェリアは、彼女こそは遠い昔に地下の魔法の王国で行方知れずとなった王女の転生だと告げられる。
しかし、魔法の王国へ帰るのは簡単ではない。
パンは、彼女の魂が昔のままのであるかどうかを確認するために3つの試練が課されると言うのだが・・・

ファンタジー映画が隆盛ですが、これは珍しくオリジナルの脚本。
ファシズム政権の軍人であるビダル大尉の部隊と、これに抵抗するレジスタンスの抗争が激化する中、オフェリアが3つの試練に挑戦していくのですが、全体的にはアンデルセンの「マッチ売りの少女」を思い出させました。

マッチの代わりにしては大きいですが、ローマ時代のものと思われるパンの姿が刻まれた石柱からオフェリアが広げた夢想は「マッチ売りの少女」が炎の中に見たものに似ている部分がありますが、真に類似しているのは少女の死による問いかけでしょう。
「マッチ売りの少女」の末尾でアンデルセンが示唆するように少女の死は主観的には幸福の中でのものであり、オフィリアも同様です。

ファシズムが擬人化されたような怪物的義父に想像力という武器で対抗し、最後には勝利を収めて魔法の王国に帰還するオフェリアを、現実逃避と言うことは出来ません。

また、悪役としてはオフェリアの3つの試練に登場する怪物も真っ青なビダル大尉の人物造形がとても優れているのも映画全体の魅力を高めているようです。

ファシズムを一人の人間で表現するために自己陶酔型の人物として描かれたビダルが、鋭く研ぎ上げたシェーバーで丹念に髭をあてる様子を比較的時間をかけて撮っていますが、全体としての尺の短さを思えば効果的な強調。

良い映画なのに、上映館数が少ないのはスベイン映画というマイナーさのせいでしょうか。

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2007.10.06

黄金の羅針盤

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パンタライモンはサルのしつこい手からふりほどき、よろめきながらライラの腕の中にとびこんだ。「だめ、だめ」ライラはパンタライモンの毛に向かって息をはいた。パンタライモンは、ドギトキと打つ胸をライラの胸におしあてた。ライラとパンタライモンは、無人の海岸でふるえている難破船の生存者みたいに、しっかりとしがみつきあった。

現実の世界に似た並行世界が舞台で、主人公のライラは事故で両親を亡くし、叔父によってオックスフォードの学寮に預けられている。

女の子ではあるけれど、悪戯好きで他の子供たちのボス的な存在のライラは、大学の教授達や職員達をいつも困らせている。

他の寮の子供たちや、町の子供たち、更には船上生活集団であるジプシャンの子供たちと常に抗争を繰り返しているのだが、そんな子供たちが急に行方知れずになって行く。

ライラはこの神隠し事件を調べようと思い立つのだが、学寮長の勧めでコールター夫人と呼ばれる知的で美しい女性に引き取られてから生活が一変し、次第に事件のことを忘れかけるのだが・・・

この並行世界と現実世界の一番大きな違いは、人間が皆「ダイモン」と呼ばれる守護精霊を持っていること。

ダイモンは何らかの動物の姿形をとっており、思春期前の子供に属するダイモンは様々な動物に変身できるのだが、大人になるにつれて姿形が一種類に固定していく。

そして、このダイモンと主人は常に一緒に居て、引き離されたりすればどちらも死んでしまうと信じられているのだ。

あまりに特異な設定なので、他に引き合いの出しようがないが、この世界における主人とダイモンの関係の親密さに納得できれば、とても面白い作品だ。

表題の「黄金の羅針盤」は、ライラの冒険行を助ける真理計と呼ばれる機械で、機械時計や羅針盤似ているのだが、円周に沿って描かれた36の図象と、それを指し示す数本の針で出来ている。

機能から見れば「自動式タロット占い」で、正しい質問をすれば必ず正しい答えを示すという究極の道具だが、タロットと同様に1つの図象が幾つもの意味合いを持っているので、万能と言えないのがミソ。

また、キリスト教の教義に関わる深遠なテーマを扱っていてもいるのだが、あまり深刻に受け止めずに単なる冒険ファンタジーとして充分に読めるあたりが凄い。

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2007.09.30

パフューム


パフューム 1987年の世界幻想文学大賞受賞作。 春の劇場公開時に足を運び損ねたのでDVDで鑑賞しました。

天才的な調香師にして猟奇連続殺人の犯人であるグルヌイユの公開処刑の場面から始まり、美醜(いや芳臭?)が交互に描かれる映像は確かに幻想的ですが、どこがどうファンタジーなのか不明なままクライマックスへ。

最後の最後で「なるほど」と思いましたが、全体としては意外にコミカルでした。

主人公はある種の天才にありがちな「欠けた人」で、香りにかけては凄い能力を持っているものの道徳観念は無く、意図せずに犯した最初の殺人でも、その行為ではなく死体になる事によって失われてしまったその人の体臭
の故に悔やみます。

とは言え、観る側としても「畜生め、早くお縄にかかれ」という思いではなく、グルヌイユがライフワークにしている古代エジプトから伝わる究極の香水の完成が気になるものですから、罪悪感が過ぎないようにコミカルな演出がしてあるのかも知れません。

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2007.09.23

632分

口直し(?)に「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のSEEを一気鑑賞。

本の再読と同じように、二度目三度目でも感動を新たに出来る作品というのは稀ですが、何回見ても涙腺を刺激しますね、コレは。

映画に出てくる赤表紙本を見てふと考えたのですが、「指輪物語」を改訂する機会があれば「ホビットの冒険」を含めた西境版になったら良いなぁ。

もしかして、洋書では既に存在する?

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2007.09.22

映画: アーサーとミニモイの不思議な国


アーサーとミニモイたち

【あらすじ】
寄宿学校から休暇で久しぶりに戻ったアーサーは10歳の誕生日を迎えたが、祝ってくれるのは祖母だけ。
留守がちな両親はやはり不在で、冒険家の祖父は4年前にアフリカで消息を絶ったまま。
収入の途絶えた祖母の家には借金取りが押しかけ、2日以内に返済しないと土地ごと差し押さえられてしまうと知ったアーサーは、祖父が家の近くに埋めたというルビーを探すため、庭の地下に王国を築いている小人<ミニモイ>たちのもとを訪れるのだが・・・

【感想】
最寄のシネコンではスケジュールされていなかったため片道2時間かけて観に行ったのですか、感想を一言でまとめると「そこまでしなくなても良かったな・・・」というコトになります。

小人ものに共通した面白さは日常とのスケール比だと思うのですが、その点は花弁を寝床にしたり、ストローを高架水路にしたりと押さえられて良好。
でも、リュック・ベンソン監督自身の手によるストーリー自体には新鮮さがなく「天は二物を与えず」という他ありません。

CGでいくらでもリアルなものが描けるにも関わらずミニモイたちの造形は「作り物」という印象が拭えず、ジム・ヘンソンのマペットのよう。
ヘンソン作品の方は、オール・マペットなので脳による補完が利きますが、実写とアニメーションの合成の本作は3Dアニメーションを余程実写寄りにしないと「段差」が生まれてしまいます。

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2007.08.24

ファンタジー・ニュース

最近、やたらに「映画化決定」の文字が帯に躍っている海外ファンタジーですが、調べてみると2008年以降はファンタジー映画が目白押しになっていました。

本邦公開されたとしても、とても全部は見れそうもありません・・・

■2008年
Beowulf - ベオウルフ
祝!本邦公開決定。米国公開は今年の11月。
The Colour of Magic - ディスクワールド騒動記(テリー・プラチェット)
英国でTVドラマ化
Coraline - コラライン(ニール・ゲイマン)
アニメ映画化。コララインの声はダコタ・ファニング
The Cry of the Icemark - アイスマーク 赤き王女の剣(スチュアート・ヒル)
Airborn - エアボーン(ケネス・オッペル)
Wizard's First Rule - 魔道士の掟(テリー・グッドカインド)
サム・ライミ監督によってTVドラマ化
A Spell for Chameleon - カメレオンの呪文(ピアズ・アンソニイ)
ヴォルフガング・ピーターゼン製作、だったはず・・・
A Song of Ice and Fire - 氷と炎の歌(ジョージ・R.R.マーティン)
HBO でTVドラマ化。「トロイ」の脚本を担当したデビッド・ベニオフによる製作
The Chronicles of Narnia: Prince Caspian - カスピアン王子の角笛(C.S.ルイス)
ブームだしね。王子
The Lies of Locke Lamora - ロック・ラモーラの優雅なたくらみ(スコット・リンチ)
詐欺師もので面白そう。
Harry Potter and the Half-Blood Prince - ハリー・ポッターと謎の王子(J.K.ローリング)
いよいよ残すところ1作に
Jonathan Strange & Mr. Norrell - 未訳(スーザン・クラーク)
映画が公開されるまでには訳出されるかな?
Magic Kingdom for Sale - 魔法の王国売ります!(テリー・ブルックス)
Inkheart - 魔法の声(コーネリア・フンケ)
Percy Jackson and the Lightning Thief - パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々盗まれた雷撃
Stoneheart - ストーンハート(チャーリー・フレッチャー)
The Spiderwick Chronicles - スパイダーウィック家の謎(ホリー・ブラック)

■2009年
The Power of The Dark Crystal
パペットアニメーションの金字塔「ダーククリスタル」の続編
The Elfstones of Shannara - シャナラの妖精石(テリー・ブルックス)
The Hobbit - ホビットの冒険(J.R.R.トールキン)
Neverwhere - ネバーウェア(ニール・ゲイマン)
Peter Pan in Scarlet - ピーター・パン イン スカーレット(ジェラルディン・マコックラン)
The Subtle Knife - 神秘の短剣(フィリップ・プルマン)

■2010年
Untitled Elric Saga Project - エルリック・サーガ(マイクル・ムアコック)
映画化権はユニバーサル・ピクチャーズが保有。「メルニボネの皇子」~「ストーム・ブリンガー」までの本編6巻を3部作として製作するというプロジェクト。今は資金集めの段階?

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2007.07.25

ポッティ

映画「光の六つのしるし」の公式サイトがオープン。

しかし、灰色の王に魅入られたのかタイトルのロゴがあまりにもポッティです。

二番煎じの作品ならば仕方がないのかも知れませんが、約20年も先んじて出版されているにも関わらずプライドが無さ過ぎではないでしょうか・・・

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2007.07.17

カエサルの魔剣


カエサルの魔剣 書店で見かけ、このカバー絵からアルスラーン戦記の新刊かと思ったのですが、外国の著者による古代ローマもののファンタジーでした。

しかし、内容はというと

5世紀の西ローマ帝国。反乱によって帝位を追われ天涯孤独の身となった13歳のロムルスは、7人の仲間と共にブリタニアへ向かう

ってコトで、アーサー王もののようでありつつも、やはりどこかアルスラーン戦記を思わせます。

映画化作品も間もなく公開されるようで、"7人の仲間" のキャラクター次第では結構面白いかも。

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2007.06.11

ビリーの卵

ナントカブートキャンプに入隊中の皆様こんばんは。

先日、はじめて例のCMを見ましたが、ちょっと驚きました。

「食べても痩せる」とか「寝てても痩せる」とか、嘘みたいな(ってゆーか嘘?)ダイエット法が多い中で、「運動して痩せる」という当たり前のことを、さも画期的なように宣伝するというのは、「コロンブスの卵」的です。

もしかして、「ナントカゴムひも」が画期的なのでしょうか。

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2007.06.09

映画: 300


アンドレアミニチュアズ SG-S6 Spartan's last stand (480 BC) 300 匹のダルメシアンが活躍する映画ではありません。

一応は、紀元前480年にギリシアとペルシアの間における「テルモピュライの戦い」をテーマにしているのですが、同じテーマを扱った「スパルタ総攻撃」に比べてもエンターテインメント方向に突っ走りすぎて「史劇」と呼ぶのは無理がありそう。

スパルタを牛耳っている司祭団が、ロッククライミングでなければたどり着けない絶壁の上に住んでるのも非現実的ですし、レオニダスの開戦決心にも納得できるほどの説明はなく、勇気云々よりも「狂犬?」との印象が際立ちます。

流血は極めて多く、タイトルからエンドロールまで血液を想起させる「赤」なのにはウンザリするほど。
これほど流血が多いのも、歴史を無視して甲冑を付けさせなかったためであると思われますが、デイヴィッド・ウェナムやビンセント・リーガンなどの甲冑役者を起用していながら勿体無い事ではないでしょうか。

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2007.06.06

牧神の迷宮

耳慣れない横文字タイトルは邦題にしたほうが良いと思うのですが、"Pan's Labyrinth" は「パンズ・ラビリンス」として公開されるようです。

1944年のスペイン内戦で父を亡くしたオフェリア。母は敵方の冷酷な独裁主義の大尉と再婚する。恐ろしい義父から逃れたいと願う彼女は、屋敷の近くで 謎めいた迷宮を見つけ出し、足を踏み入れると、迷宮の守護神“パン”が現われる。パンは「あなたは、捜し続けていた魔法の王国のプリンセスに違いない」と明かし、その真偽を確かめるため、オフェリアに3つの試練を与えるのだった。オフェリアは全く心の準備もないままに、その試練に立ち向かうことに・・・。
現実と空想迷宮の狭間で 3つの試練を乗り越える少女オフェリアの成長をとおして、現実と妄想、人間の強さと醜さを描いた、感涙のダークファンタジー。

要約されたストーリーだけを読むとあまり独自性は感じませんが、アカデミー賞ではオリジナル脚本賞にもノミネートされていることですし、久しぶりに期待できそうなファンタジー映画です。

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2007.05.10

「氷と炎の歌」キャスティング

「氷と炎の歌」のTVシリーズ化が発表さたのは今年の1月。

それ以前から「もしも映画化したら・・・」という意味において、ファンサイトなどでキャスティング・リストが作成されていましたが、映像化が現実となって、膨大な登場人物の殆どを網羅する「夢のキャスティング・リスト」も出てきました。

個人的にはティリオンがCGになってしまうのではないかと思っていたのですが、 同リストではピーター・ディンクレイジとなっていて納得。

クリストファー・ウォーケンの異形人は当たり役になりそうですが、彼のような素材は稀なので、クリストファーを大量に複製するためにCGが必要になりそうでけれども・・・

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